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大河ドラマ 西郷どんの予習に!幕末の英雄・西郷隆盛の10の歩みを分かりやすく解説 [幕末編]

大河ドラマ 西郷どんの予習に!幕末の英雄・西郷隆盛の10の歩みを分かりやすく解説 [幕末編]:2ページ目

③ 禁門の変で大活躍

安政の大獄などにより二度の遠島後、時が流れ罪を赦された西郷は、上京して軍賦役(薩摩軍の司令官)に就任。長州が挙兵して天皇の住む京都御所に攻め込んできた禁門の変で、西郷率いる薩摩軍は大活躍し、勝利します。西郷は一度会えば命を捧げて付いて行きたくなるようなカリスマ性のある大将であり、その配下で薩摩兵は存分に力を発揮したのです。

 

④ 第一次長州征伐の参謀となり、長州に寛大な措置を与える

朝廷の敵となった長州には厳罰が必要と考えていた西郷ですが、幕府軍艦奉行・勝海舟と出会い、考えは一変します。「私利私欲に固執する幕府の役人に外交を任せてはいけない。長州を含む賢い藩の大名が合議して外交に当たるべきだ」という勝の意見に共感したのです。この事で、西郷は武力による長州征伐を中止し、寛大な処置に留めました。

⑤ 薩長同盟を結ぶ

西郷が長州の桂小五郎と結んだ薩長同盟。桂は禁門の変などで薩摩藩にやられた恨みをこじらせており、薩摩藩が長州藩にいかにひどい所業をしたかという話を顔を青くしたり赤くしたりしながら西郷に延々とぶちまけ続けました。

対する西郷は、大きな身体を小さくしてうなだれ、一言も言い返さずに「いちいち、ごもっともな事でごわす」と頷いて聴き続け、最後には西郷から頼み込むかたちで同盟のための会談が始まったといいます。西郷の辛抱もあって、薩長同盟は成ったのです。

「戊辰戦争編」につづく・・・

参考文献:

画像出典: Wikipedia

 

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