力士も「物言い」はつけられるの!?相撲の「物言い」のルールとは?:3ページ目
力士による「物言い」も、こんなときはOKなんです!
今回の白鵬のように、力士が自分自身の取り組みの勝敗について「物言い」をつけることは認められませんが、実は勝負審判だけでなく力士も、場合によっては「物言い」をつけることが可能です。
それは「控えの力士」として、土俵下に座って自分の取り組みを待っている時です。
控えの力士が「物言い」をつける場合も審判委員と同様に手を挙げますが、土俵上での審判委員による協議には参加できません。
2014年5月場所12日目の横綱・鶴竜と関脇・豪栄道の取り組みの際には、土俵下に控えていた白鵬が「豪栄道が鶴竜の髷(まげ)を掴む反則をした」ということで「物言い」をつけ、勝敗が覆りました。
ちなみに11月23日の『スポーツ報知』によると、今回の取り組みに勝った嘉風は白鵬が「物言い」でごねたことについて「もう一回(取り直し)になったら絶対に勝ち目はないからそれだけはやめて」と祈らずにはいられなかったとのこと。
大横綱の強さは、どうやらまだまだ衰えを知らないようですね。