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そうだったの?江戸時代 男のテクニックに決して屈しない江戸時代の遊女、そこには男と女のせめぎ合いが…

男のテクニックに決して屈しない江戸時代の遊女、そこには男と女のせめぎ合いが…:2ページ目

そう簡単には遊女も気を遣るものか

こんなに責められてはさぞかし女たちは大変だっただろうと思いきや、遊女も負けてはいません。絶頂に達したフリをして体を休ませ男を先にイカせるように仕向けていたのです。例えば、接客中に「手水にいってきます」といい排水することで、女陰がクールダウンするのだそう。そして、膣口と肛門の間の蟻の戸渡りの部分を強く指で圧迫して下腹を押さえます。こうすることで、性的興奮が抑えられ、気を遣ることを避けられるのですね。

ただし、客の数が少なく、泊まりの客とのんびりの場合は、性交の回数もそんなに多くないしリラックスしていることもあり、つい気を遣ってしまうことも。気を遣るということは、プロとしては負けを意味すること。恥とされたので、なんとか気を遣ることのないよう努力していたのです。

こうやって毎日、吉原では、男と女のせめぎ合いが行われていました。性のプロを気持ちよくさせることで、客にとっては「でかした!自分」という心境だったのではないでしょうか。

参考文献:江戸の性愛術, 大江戸性愛学

 

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