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出費かさむわぁ…。江戸時代の参勤交代はどんなものだったの?藩士にとっては単身赴任?:2ページ目
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将軍との結びつきはしっかりと
そして、大名が国元に帰るときは勝手に帰ってはいけませんでした。大名が国元へ帰るには、まず老中の指示を受けてから、将軍に「休息するように」と声をかけられてから交代の途についたのです。
帰りの道中にも、将軍へ暇を与えてくださったことへの御礼状を出し、国元に無事到着したらその旨を報告しなければなりません。さらに季節ごとに国元の名物・名産品を献上するなど、参勤交代が終われば「はいさようなら」ではないのですね。
このような参勤交代という制度により、将軍と大名は強く結びついていました。正確にいうと、「大名は将軍に服従していますよ」ということを表していたのです。したがって、参勤交代をしないという選択肢はあり得ないもので、もし拒否したら、幕府に反逆しているとみなされたそう。きっと、参勤交代の命令には従順に従い、江戸の暮らしをできる限り満喫するのが、賢い選択だったのでしょう。
参考文献:「江戸に学ぶ日本のかたち」山本博文
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