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江戸時代の人たちは色事にとってもおおらか♪のぞき見されてもなんのその!:2ページ目
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のぞき見されてもなんのその
そして、幼子がいる若い夫婦も、春事は盛んだったようです。子どもに乳を飲ませながら、子どもをあやしながら…ということも多く、実におおらか。子どもが大きくなってくると、親が何をしているかわかってはきているものの、夜の営みを垣間見ることも。
舅姑と同居する若夫婦は、さらに覗き見される可能性がありました。小さな町家となると、襖一枚隔てた向こうで、若夫婦が…ということもあったのです。もちろん、音だとか声で舅や姑も気が付いてしまうわけですが、若夫婦はもはやそんなことは気にしていません。
ある程度生活が豊かな家になると、女中や下男(げなん)が住みこむこともあり、彼らに覗き見されることもありました。ちなみに女中は家の中で家事や主人夫婦の身の回りの世話をするのが仕事で、一方、下男は勝手まわりの家事や外まわりの雑用が仕事です。彼らは若く独身であることがほとんどなので、そんな気配がしたら気になるもの。そっと忍び寄り、気づかれないように覗き見しながら、1人欲情していた女中・下男も多かったようです。
江戸っ子たちは性に対してとってもおおらかだったんですね。プライバシーがなくても、へこたれないのはさすがです。
参考文献:別冊太陽 続春画
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