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江戸時代の遊郭、遊女デビューのタイミングは初潮次第?:2ページ目
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処女との性交への憧れ
ちなみに処女のことを、江戸ことばでは「新鉢(あらばち)」。処女との性交は、「新鉢を割る」と言われたそう。艶本に「新鉢を割る」場面が多かったことからも、新鉢を割ることへの憧れがあったのでしょう。新鉢について描かれているものには、女性がはじめは痛がっているものの、徐々に娘も快感を覚えるというパターンが多いのだとか。これは、男性の「こうあってほしい」という願望のあらわれだったのかもしれません。
当たり前のことですが、1人の女性の新鉢を割ることができるのは、ただ1人。自分がその1人になるということにも、ロマンというか興奮する気持ちがあるのかもしれませんね。
ロマンといえば、艶本での処女は名器の持ち主というのがお決まりだったそうで。男性の立場で書かれたものが大半の中、「女閨訓」(明治39年)のように女性の立場で初夜を論じているものも。この作者の女性は性経験が豊富で、これからの女はこうあるべきだと力強く語っています。機会があったら、艶本をぜひ手にとってみてくださいね。新鉢に対する興奮が伝わってきます。
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