新横綱・稀勢の里10連勝中!横綱の土俵入りは2種類、一方は短命横綱のジンクスもあるそう:2ページ目
2ページ目: 1 2
不知火型
「不知火光右衛門」という横綱が行っていたことから、この名前で呼ばれるようになった型です。
「雲竜型」との違いは、「せり上がり」は手を両方とも伸ばして行う点と、化粧回しの上の「横綱」の結び目の輪が2つであることです。
立浪一門(現在の伊勢ヶ浜一門)や二所ノ関一門から横綱が出た場合に、この「不知火型」を選ぶことが多くなっています。
一部では不知火型の横綱は「短命横綱になる」というジンクスが、まことしやかに囁かれています。この噂話の発端は、不知火型の横綱・玉の海が在位中に急死したことでした。その後「不知火型の継承のため」「ジンクスを覆すために」とこの型を選択した横綱も、琴櫻関や隆の里関など、短命に終わるケースが多くなっていました。
しかし、2007年に横綱に昇進した白鵬、更にその後の日馬富士など、相撲界に君臨する横綱がこの型を選択し、2017年現在も活躍を続けていることから、このネガティブなイメージは払拭されつつあります。
2種類ある横綱の土俵入りについて、簡単にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
相撲中継を見る時には、横綱の土俵入りの細かな違いに注目して見るのも、面白いかも知れませんね。
ページ: 1 2