発掘、解明、新発見!2016年も色々あったJapaaan的衝撃ニュースまとめ
現代の科学的な調査によって、それまで考えられていたことが覆る歴史的な発見をニュースで知って、心ときめくこともしばしば。2016年、Japaaanでもそのようなニュースを色々と取り上げてきました。
2016年に私たちに歴史のロマンと、ときめきを与えてくれたニュースをまとめました。Japaaanならではのかなりエッジの効いたニュースまとめになっていますのでぜひご覧ください。
明治時代に撮影?沖縄 首里城の古写真が発見!
太平洋戦争の沖縄戦で失われた、沖縄県 首里城の建物の様子がわかる写真資料はあまり残っていません。旧米沢藩(山形県米沢市)上杉家の所有品から首里城内部の古写真が見つかりました。
「真田丸」出城の可能性を示す貴重な絵図が発見!
松江市にある松江歴史館の所蔵品の中から、真田丸が取り壊された後を詳細に描いた絵図が発見されました。縦が約28cm、横が約40cmで、真田丸を描いた最古のものと見られています。
謎の多い男、新撰組・斎藤一の写真が発見!
これまで写真が残っていないと思われていた新撰組の幹部・斎藤一が、生前に家族とともに撮影した写真が残されていたことが判明しました。明治30(1897)年に妻子とともに撮影された、53歳ころのもののようです。
へうげものに新事実!古田織部に武家茶道を命じたのは徳川秀忠
これまで、武家茶道の作法を古田織部に定めるよう命じたのは豊臣秀吉とされてきましたが、古田織部美術館の調査により、徳川二代将軍・徳川秀忠が織部に命じたという記載があったことがわかりました。
国宝・金地螺鈿毛抜形太刀は金メッキじゃなかった!
奈良県・春日大社に伝わる国宝・金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)を覆う金色は、これまで金メッキだと思われていましたが、使用されている殆どの金具部分に純度の高い金を使っていたことがわかりました。
作者不明の絵画が葛飾北斎の作品と判明
オランダのライデン国立民族学博物館所蔵の6枚の作者不明の絵画作品は、調査の結果、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が描いた可能性が高いことがわかりました。シーボルトによって持ち帰られたものなのだそうです。
真田信繁の書状原本が約100年ぶりに発見される
大正3年から行方不明となっていた真田信繁(真田幸村)が記した書状の原本が、約100年ぶりに発見。三重県の男性画古書店で購入したものですが、鑑定の結果信繁の直筆と判断されました。
鳥取県の青谷横木遺跡で女性たちを描いた絵画が出土
鳥取県の「青谷横木遺跡(あおやよこぎいせき)」で、女子群像を描いた板が出土しました。女性がまとまって描かれている絵は珍しく、女子群像が描かれている高松塚古墳壁画とほぼ同時期の7世紀末〜8世紀初頭に描かれたものとみられています。
井伊直虎は「女」ではなく「男」!?
井伊美術館の調査により、女城主として知られる井伊直虎は、実は女性ではなく、今川氏の家臣 関口氏経の息子を井伊次郎とし井伊家の領地を与えた。という内容の記述が見つかりました。