日本刀の名刀でまず思い浮かぶのはなんでしょうか?
日本刀に詳しくない方でもその名前は聞いたことがあるでしょう、「名刀・村正」。村正は徳川家に仇をなす妖刀伝説としても知られ、刀剣ファンに大人気。
そんな名刀・村正を、なんと実際に手に取って見られる鑑賞会「村正体感 日本刀特別鑑賞会」が開催されますよ!
2016年9月10日(土)・11日(日)、10月1日(土)・2日(日)の4日間開催される鑑賞会では村正をはじめ則重、吉房などといった名刀を手にとって間近で鑑賞できるそうなんです。
日本刀の鑑賞といえば通常ガラス越しに見るのが一般的ですが、手にとって見ることで自分で日本刀の角度を変えながら眺められ、光の反射などによって様々な表情を間近で確認することができるわけです。
鑑賞できる刀剣
- ① 刀 銘 村正(室町後期)
- ② 刀 無銘 則重(鎌倉)
- ③ 太刀 銘 吉房(鎌倉)
- ④ 脇差 銘 修理亮盛光(室町初期)
- ⑤ 刀 無銘 兼元(室町後期)
- ⑥ 短刀 銘 村正(室町後期)
- ⑦ 刀 銘 (葵紋)康継於越前作(江戸初期)
- ⑧ 脇差 銘 丹波守吉道(江戸中期)
- ⑨ 刀 銘 信濃國真雄
- ⑩ 短刀 銘 村正 (村正写し)勢州義明斉廣房模之
観賞用に用意される刀剣は鎌倉時代から江戸時代中期まで様々な時期のもので、日本刀に関する講演も予定されています。貴重な名刀を手に取って見られるのは申し込みの先着順各回48名とのこと。
会場となる三重県桑名市は刀工・村正の活動拠点。鑑賞と一緒に周辺の歴史を辿る散策もしてみると面白いかもしれませんね。