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和食と緑茶の組み合わせは合理的な食習慣

和食と緑茶の組み合わせは合理的な食習慣

和食に合うのはやっぱり緑茶!紅茶やコーヒーもおいしいのですが、ご飯と味噌汁の後に飲みたいのは、やっぱり緑茶だと思います。

爽やかな香り、キリッとした味わい、深く感じる旨み。その味わい全てが和食とベストマッチ!でもそれだけじゃありません。和食と緑茶が合う理由は他にもあるのです。

お寿司で“あがり”が出されるわけ

和食の代表とも言えるお寿司。お寿司屋さんでは最後に“あがり”、つまり緑茶が提供されます。ただ昔からそういう習慣になっているから出てくるとも言えます。しかし、“あがり”を出すのには習慣だけでなく合理性があるんです。

それは、お茶に抗菌作用があるからです。

お茶には様々な栄養成分が含まれていますが、その中でも抗菌作用に関係があるのはカテキン類です。カテキン類は殺菌をしたり毒素を中和したりしてくれます。

なまものであるお寿司を食べた後に抗菌作用のあるお茶を飲む。これもまた和食と緑茶の合う理由です。ちなみに、このカテキン類、お茶をいれる時にできるだけ高温のお湯でいれた方がたくさん出てきます。

和食を補う緑茶の力

和食に少なくて緑茶に豊富な栄養があります。それはビタミンCです。

緑茶にビタミンCが含まれているってすごく意外ですよね。酸っぱくもないですから、イメージにないかもしれません。でも豊富に含まれているんですって。

しかも緑茶に含まれるビタミンCはすごく安定性が高いんです。だから熱いお湯でお茶をいれても、ビタミンCをとることができます。

一方、和食を思い浮かべてみて下さい。

ご飯・味噌汁・焼き魚・煮物…。

ビタミンCはあんまり入ってなさそうですよね。野菜類には含まれているでしょうが、煮てしまえばほとんど壊れてしまいます。だから、食後に1杯緑茶を飲むことは、栄養のバランス的にもすごく良いのです。

おいしい緑茶のいれ方

・基本のいれ方

急須に人数分の茶葉を入れる(1人分は3グラムが目安)
人数分の茶碗に沸騰したお湯を入れて、お湯を適温に冷ましつつ茶碗を温める。
お湯の適温は80度くらい。
湯冷ましができたら、茶碗のお湯を急須へうつして1分程度蒸らす。
茶碗にお茶をつぎわける。

・暑い日にはアイスティーで

1リットルの水に対して、茶葉10グラムを入れる。
冷蔵庫に入れて5時間くらいすれば、すっきり緑茶のアイスティーのできあがり。
お茶パックを使うと便利です。

おいしい緑茶は、和食のバランスを向上させるための先人の知恵なのかもしれません。

 

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