芸術性高すぎる!「盆石」はお盆の上で自然を表現する知られぜる日本芸術
盆石という言葉を知っていますか?
筆者は本日4月5日に放送された日本テレビ「元気のアプリ」の中で細川流盆石 永島三奈子(ながしま みなこ)さんが紹介されたいたのを見て初めて知ったのですが、盆石とは、お盆の上に石や土、砂、時には苔などを配置して、自然の景色を作り上げる日本の伝統芸術です。盆石は日本の他、中国でも同様の文化があるそう。
「盆」という言葉で思い浮かぶ日本の伝統芸術はやはり盆栽ですが、盆石の歴史は古く鎌倉時代の絵巻物にも出てくる伝統芸術。
盆石は別名「盆景」「盆庭」「盆山」とも言われ、小さなお盆の中に一つの自然世界を表現する芸術から箱庭の始まりとされることもあるのだそうです。。
盆石の技術の中でも特に美しく感じられるのが、砂を使用して水を表現する技術。日本庭園のひとつのカタチである枯山水の技法にも近いですが、盆石はお盆という小さな枠の中でそれを表現するわけです。
世界的に見るとサンドアートにも似ている芸術ですね。そこに石など自然物を加えて、より本物の自然に近い景色を表現していきます。
盆石は完成した後はその姿をとどめておくことも、まっさらな状態にしてしまうこともでき、その儚さがまた日本人の心に美しく映るのでしょう。
盆石の一つの流派に細川流 盆石があります。ホームページでは盆石の歴史や盆石を行う上での道具なども紹介されていますので気になる方は是非チェックしてみてください。
画像出展: the盆石