『豊臣兄弟!』“穴がない穴”を論破しドヤ顔の官兵衛…見事な策で勝利を収めた「福原城の戦い」の実際:2ページ目
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勇敢に戦い武功を立てる
果たして城攻めが始まると、官兵衛の読み通りに敵が逃げ出してきます。
新次郎は伊王野土佐(いおうの とさ。福原主膳の弟)と、福原家家老の祖父江左衛門(そぶえ さゑもん)を討取りました。
一方の藤蔵はどうでしょうか。見れば大勢の敵に囲まれながら、必死に槍を奮っています。
「助太刀するぞ!」
新次郎の加勢に敵は浮足立ち、藤蔵は敵の中でもひときわ立派な者を槍で仕留めました。
果たして首級を上げてみれば、実はこの者こそ総大将たる福原主膳でした。
「敵将・福原主膳、討取ったり!」
敵はそれまで逃げ腰でしたが、総大将が討たれたと聞いて、せめて一矢報いようと引き返してきます。
しかしすでに戦さの趨勢は決しており、奮闘虚しく500ばかりの城兵が討死して果てました。
手柄の首級を譲り合う
さて、福原主膳の首級を持って、藤蔵は新次郎に申し出ます。
「そなたの助太刀がなければ、わしは討たれておったろう。この首は、そなたの手柄じゃ」
しかし新次郎は、状況はどうあれ、実際に討ち取ったのはそなたであろうと受け取りません。
しばし首級を譲り合った末に、二人は官兵衛の判断をあおぐことにしました。
「此度の武功は藤蔵のものとする」
「「御意」」
かくして官兵衛は藤蔵の武功を秀吉に奏上し、藤蔵は無事に帰参が叶ったということです。めでたしめでたし。
終わりに
今回は官兵衛の智略と藤蔵・新次郎の武勇が発揮された福原城の戦いを紹介してきました。
大河ドラマでは尺の都合で割愛されていますが、掘り下げると実に興味深いですね。
その後も官兵衛らは活躍するのですが、そちらのエピソードも、また改めて紹介したいと思います。
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※参考文献:
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