『豊臣兄弟!』秀吉亡き後、徳川家康が恐れた“最悪の事態” 〜藤堂高虎と井伊家が封じた西国大名の進軍路【後編】:2ページ目
天下人に愛された男、藤堂高虎の異例の出世
藤堂高虎の生涯については、本サイトでも多く語られていますので、ここでは要点に絞りましょう。高虎は『豊臣兄弟!』で描かれるように、実直で一途、そして忠誠心に厚い人物だったようです。だからこそ、天下人たちに見いだされました。
豊臣秀長(演:仲野太賀)、秀吉(演:池松壮亮)、そして家康・秀忠と、仕えた主君のすべてから重用され続けた稀有な武将です。
生まれた時は、武士の家柄であったにもかかわらず、農民同然の境遇にあったとされる高虎。
しかし、秀長により2万石の大名に取り立てられ、秀吉からは伊予8万石を与えられます。秀吉没後には、家康のもとで今治城12万石を加増され20万石の大名となりました。
その後、徳川家の重臣となった高虎は、1608年(慶長13年)には伊賀・伊勢の22万石を加増のうえ移封され、津藩主となります。そして大坂の陣での功績を認められ、秀忠からさらに5万石を加増され、外様でありながら32万石の大名となったのです。
3ページ目 中山道・東海道を封鎖。彦根・津・名古屋の防衛ライン
