「大正天皇実録」内での黒塗りで隠されていた部分が公開に
大正天皇の日々の動向や、天皇に関連した出来事などを記した文書「大正天皇実録」。2002年から公開されたこの実録では個人情報の保護などを理由に黒塗りされた部分があり、公開されるべき部分が黒塗りされるのを問題視する意見もありました。
そういった声を受けて、2014年に公開された「昭和天皇実録」では黒塗りを一切行わなず全文公開となりましたが、このほど「大正天皇実録」において黒塗りであった部分の約8割が解除されました。
この中には大正天皇の発語障害や歩行困難などの体調異状、脳貧血の病状などが詳しく記されているとのこと。
また、歴代天皇で初めて学校に通われた大正天皇の学校での出来事や活動が成績の順位の箇所を除きほぼ全て公開されています。
宮内庁は"公式には発表されていない私的なものだ"として当時は黒塗りをし、公開をしなかったと説明しています。
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