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「おせち料理」に入れるべき“縁起もの食材”は?覚えておきたい各具材の意味と由来まとめ

「おせち料理」に入れるべき“縁起もの食材”は?覚えておきたい各具材の意味と由来まとめ:3ページ目

栗きんとん「金運上昇」

栗とさつまいもを使った栗きんとん。色が黄金に輝くため、「金運上昇」や「豊かな暮らし」を願う縁起物です。

「金団(きんとん)」は「金のかたまり」を意味することから「財宝」や「商売繁盛」の象徴として親しまれてきました。

また、栗は「勝ち栗」と呼ばれる縁起物でもあり、勝負運を高める願いも込められています。

紅白かまぼこ「平安・魔除け」

紅白かまぼこは、おせち料理の彩りを担う定番の口取りです。赤は「魔除け」、白は「清らかさ」を表し、紅白の組み合わせは「平和」や「調和」の意味を持つ縁起物とされてきました。また、形が日の出に似ていることから、「新しい一年の始まり」の象徴でもあります。

祝いの席では欠かせない見た目にも華やかな紅白かまぼこは、味だけでなく、色と形にも深い願いが込められた料理です。

海老「長寿」

海老は、 長いひげと曲がった背中の形が「仙人」に例えられることから、「腰が曲がるまで長生きできるように」「健康で穏やかに年を重ねる」という「長寿祈願」の願いを込めて食べられてきました。

また、赤は「魔除け」の色とされています。見た目の華やかさもあり、おせちの中でも祝いにぴったりな縁起の強い食材です。

れんこん「見通しのよい一年」

れんこんは、穴があいている形から「将来の見通しがよい」ことを表す縁起物です。明るい一年を願う意味を込め、煮物や酢の物などさまざまな料理に使われます。

また、れんこんは地下でしっかり根を張る植物であるため、「家族の安定」を象徴する食材とされてきました。新年の願いを込めた料理として、おせちに欠かせない存在です。

おわりに

筆者のお正月の思い出といえば、

「父親が意味を教えてくれながらおせり料理を食べたこと」です。

「見通しの良い一年になるように、れんこんは穴を覗いてから食べるんだよ」

「まめまめしく暮らせるように、黒豆は一粒ずつ口に運ぶんだよ」

「勤勉に生活できるように伊達巻きは多く食べなさい」

など、ユニークな方法で教えてくれました。

また、母親も

「おせち料理には一つ一つ意味が込められているから、少しずつで構わないから全種類食べるんだよ」と、毎年決まって教えてくれました。

大人になった今でも、おせち料理を食べる時には毎回この思い出が頭をよぎります。

お子様の健やかな成長を願うためにも、ぜひおせち料理の意味や由来を伝えながら新年の食卓を囲んでみてください。

きっとお子様にとってもあなたにとっても、素敵な思い出になること間違いなしですよ。

 

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