「べらぼう」平賀源内を探し回る蔦重、満たされない歌麿…11月16日放送回の振り返り:2ページ目
なぜそこまで平賀源内に執着?
歌麿との決別、そして盟友たちにごっそり見放されたことで、みの吉(中川翼)ら従業員までもが身の振り方を考えねばならない事態に。
そんな中、重田貞一が担ぎこんだ相良凧から源内生存説に心惹かれ、あちこち探し回る蔦重たち……お店の経営、大丈夫でしょうか?
確かに、源内先生に思い入れがあるのは解ります。しかし「そんな事をしている場合か?」と思ったのは、たぶん筆者だけではないでしょう。
源内先生が経営再建のキーパーソンだと言うならいざ知らず、源内は既に故人。仮に本当は生きていたとしても、再会してどうする気ですか?
表向き死んだことにせざるを得ない事情があるのだから、お互い再会するリスクは重々承知のはず。仮に蔦重と会いたい気持ちがあったとしても、あえて会わないでしょう。
大きな紙風船(気球?)で蝦夷へ渡ったとか、蘭画絵師になったとか、そういう手がかりを探すのは確かに楽しいです。
しかしやはり「そんな事をしていて、蔦屋の経営は大丈夫なのか?みの吉が提案してくれたように、歌麿抜きで打てる手を打った方がよいのでは?」と考えずにはいられません。
