『べらぼう』歌麿の欲からひらめいた!「男女」を超越し愛する蔦重の仕草で誕生したあの美人画【後編】:4ページ目
妻きよの顔と蔦重の煙管姿から生まれた!?あの名画
その後、家に訪れてきた北尾政演/山東京伝(古川雄大)が、「やっぱり自分は絵を描きたいというクリエーターとしての“欲”があるんだなあ」と言い、歌麿に「“欲”はないのかい?」と聞いたところ、「“欲”なんてとうに消えたと思ってたんだけどな」と言い、ちょっと自重気味に笑っていましたね。
今回は、そんな歌麿の封印していた想い・クリエーターとしてのひらめき・大好きだったきよの絵・蔦重が煙管に火をつける仕草から、あの有名な『ポッピンを吹く女』が誕生したのか……と思わせる、ドラマティックな流れでした。
残り少なくなってきた大河「べらぼう」。これからの怒涛の展開が楽しみなような怖いような。最後まで森下脚本はどのような魅惑的な世界を繰り広げてくれるのか楽しみです。
