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英語だと思ってた…船乗りの「ヨーソロー!」は村上水軍の時代から続く日本語。語源は何?

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村上水軍とは?

村上水軍は、室町時代から戦国時代にかけて、瀬戸内海の芸予諸島を拠点に活動した水軍(海賊衆)です。2014年の本屋大賞『村上海賊の娘』でも話題となりました。

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彼らは、因島・能島・来島の三家(三島村上氏)で構成されました。一般の海賊とは異なり、海上交通の安全を保障し、その代償として通行料(帆別銭)を徴収することで生業としていました。

そのため「警固衆」とも呼ばれ、激しい潮流が渦巻く瀬戸内海の地理を熟知し、水先案内や海上警護を行って、交易・流通の秩序を支えました。

一方で、戦場では焙烙玉などの火器を用いた卓越した戦術を持ち、織田信長の水軍を破ったことも(第一次木津川口の戦い)。

瀬戸内海をめぐる戦国大名(毛利氏、河野氏など)の軍事力としても大きな影響力を持ちましたが、豊臣秀吉の海賊禁止令(1588年)により、歴史の表舞台から姿を消しました。

いかがでしたか? 今日から「よろしくお願いいたします」の代わりに、「ようそろ!」と使ってみるのもありかも?

 

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