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日本神話が起源。神の使いの”狼”で有名な「三峯神社」の命名由来や御祭神を解説

日本神話が起源。神の使いの”狼”で有名な「三峯神社」の命名由来や御祭神を解説

来宮神社(静岡県熱海市)の境内に、三峯社(みつみねしゃ)が鎮座していました。

黒いシックな鳥居と、バランスよく色彩をあしらった社殿の調和が実に見事で、参拝後もつい見続けてしまいます。

三峯社(三峯神社)と言えば眷属(けんぞく。神の使い)の狼(山犬、お犬)が特徴で、狛犬ならぬ狛狼?が社殿を護っていました。

ところで、三峯という社号は何に由来しているのでしょうか。

今回は三峯神社(三峯社)の由来について調べたので、紹介したいと思います。

日本武尊が創建、景行天皇が命名

三峯神社(総本社。埼玉県秩父市三峯)の伝承によると、その創建は景行天皇(けいこう。第12代)の時代です。

日本武尊(やまとたける。景行天皇の皇子)が東国に遠征中、伊弉諾尊(いざなぎ)と伊弉册尊(いざなみ)夫婦を偲び、秩父の地で二柱(柱は神様の単位)を祀りました。

二柱は太古の昔に国産み(日本の国土や八百万の神々を出産)を行い、広大な東国でその偉大な営みを実感したのでしょう。

これが三峯神社の創建ですが、その社号をつけたのは景行天皇。東国を巡幸された時、日本武尊が創建した二柱を祀る神社に参拝しました。

境内を包み込むように連なる三つの峯(山)を讚え、三峯宮(〜みや)と名づけます。

三つの峯とは白岩山(しらいわやま)・妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)・雲取山(くもとりやま)の三座を指し、それで三峯神社と呼ばれたのでした。

2ページ目 三峯神社の御祭神は?

 

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