『べらぼう』幻覚に苦しむ歌麿、妻となる”きよ”と出逢い、師匠・石燕との再会でいよいよ覚醒か:2ページ目
後に妻となる”きよ”との出会い
やはり歌麿が心配で探しに行った蔦重。街外れの寺でしょうか、幻覚に襲われて錯乱した歌麿が、通行人を殴りつけていました。
歌麿には、彼がヤスに見えていたようです。また廃屋の中にいた女性は母親に見えたのでしょう。
しかし女性は別人物で、かつ幻覚でもありませんでした。劇中ではまだ名乗っていませんが、彼女は”きよ(藤間爽子)”。後に歌麿の画風に影響を与え、妻となる女性です。
“きよ”は一瞬笑みを見せて歌麿が散らばした描き損じの包みをまとめて渡します。そして何も言わず去っていきました。
今後二人がどのような形で再会し、関係を築いていくのかを見守っていきましょう。
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数十年ぶりの師弟再会
蔦重と歌麿が店に戻ると、歌麿(当時は唐丸)の師匠?であった鳥山石燕(片岡鶴太郎)が訪ねていました。
石燕「三つ目~。やはり歌麿は三つ目であったか~!」
いきなり三つ目なんて言われても戸惑ってしまうでしょうが、要するに「妖怪など世ならざるモノが見える『第三の目』を持つ者」程度の意味です。
歌麿の少年時代、境内で妖怪の絵を一緒に描いた。それだけのことを石燕老人はずっと覚えていたのでした。
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自分のことなど、誰も心から気にかけてはくれない……どこかでそんな思いにとらわれていた歌麿の心が、喜びにほぐれていくような表情が印象に残ります。


