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『べらぼう』ついに佐野政言が刺殺の暴挙!あまりの急転落に視聴者のメンタル限界に…

『べらぼう』ついに佐野政言が刺殺の暴挙!あまりの急転落に視聴者のメンタル限界に…:3ページ目

てい「一挙五得」に歌麿の不満顔……

蔦重と喜多川歌麿(染谷将太)が事態の打開策を案じていたところへ、入ってきたてい(橋本愛)。妻を前にして、一歩下がる歌麿の態度と表情が絶妙ですね。

ていも彼女なりに考えを巡らせており、蔦重に一挙五得を示しました。

米の値が下がれば①誰袖の身請けが叶い②田沼政権の評判が回復する。加えて③江戸市中は助かり、④流民にも施しが行き渡る。そして何より⑤これらを願っている蔦重の望みが叶う。というのです。

だからこそ米の値を下げるべき……なのは分かっているものの、具体策についてはどうかと言えば「みんなで知恵を出し合ってはどうか」とのこと。

確かに三人寄れば文殊の知恵と言いますし、そこでみんなして出し合った知恵を、蔦重が献策したのでした。

蔦重とていの関係が徐々に深まりを見せていく中、歌麿の複雑な胸中に、少し胸が痛みますね。

果たして「誰袖の物語」は出るのか?

晴れて意知に身請けされる……表向きは土山宗次郎(栁俊太郎)の妾となる誰袖。体面はともあれ、好きな人と結ばれるのだから、文句はなかったようです。

これまで「誰袖は土山宗次郎に身請けされるはずでは?」と思っていた視聴者の多くが「そうきたか!」と思ったのではないでしょうか。

その身請けを喜ぶ蔦重は、遊女たちの励みになればと誰袖の半生を本にしてよいかと打診していました。

「めっぽう粋な美女に描いてくださんしね」

とリクエストする辺りが、彼女らしいですね。果たして彼女の物語が出るのかどうか……

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その後の運命を考えると、どういう形で描かれるのかが気になります。

4ページ目 佐野政言の凶行。当時の記録を紹介

 

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