『べらぼう』歌麿の兄弟弟子!師・鳥山石燕が育てた2人の女性浮世絵師の正体を史料から追う:2ページ目
石柳女のプロフィール
石柳女は明和6年(1769年)生まれ、こちらも出自や家族など、詳しいことは不明です。
安永8年(1779年)の歳旦帖『初八声(はつやごえ)』に挿絵を描いており、脇に「十一歳石柳女」と書き添えていました。
逆算して明和6年(1769年)生まれであることがわかります。
浮世絵師としては天明年間(1781〜1789年)ごろに活動していたそうですが、やはり詳しいことは分かっていません。
石仲女と石柳女の関連略年表
- 正徳2年(1712年) 鳥山石燕が誕生
- 宝暦13年(1763年) 石仲女が誕生(1歳)
- 明和6年(1769年) 石柳女が誕生(1歳)
- 安永元年(1772年) 石仲女が活動開始?(10歳)
- 安永4年(1775年) 石仲女が絵馬を奉納(13歳)
- 安永8年(1779年) 石柳女が歳旦帖の挿絵を描く(11歳)
- 天明元年(1781年) 石仲女が引退?(19歳)
- 天明8年(1788年) 鳥山石燕が没する
- 寛政元年(1789年) 石柳女が引退?(21歳)
※()内の年齢は、当人のものです。
