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「べらぼう」蔦重まさかの”お初徳兵衛”プロポーズ!蝦夷地事情も急展開!史実を交え6月22日放送回を解説

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誰袖「暁ばかり憂きものはなし…」

「暁ばかり憂きものはなし、いちゃつきばかり好(よ)きものもなし」

そう詠みながら田沼意知(宮沢氷魚)に煙管をすすめる誰袖花魁。歌詠みが板についてきたようですね。

この「暁ばかり憂きものはなし」は小倉百人一首の第30番

有明の つれなく見えし 別れより
暁ばかり 憂きものはなし

※壬生忠岑(みぶの ただみね)/元歌は『古今和歌集』恋625

が元ネタとなっています。

【歌意】有明(明け方)の月と貴女の態度が冷淡に感じられたあの日の別れ以来、夜明け前ほど憂鬱なものはない。

……夜が明ければ帰らなくてはならない。吉原遊びの寂しさを思うと顔もつい曇りがちです。せめて一緒にいる今だけでも楽しくいちゃつきましょう。そんな思いが伝わる七七でした。

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