
『べらぼう』のべらんめえ口調(江戸弁)カッコいい!と思った人必見「粋」と「いなせ」はどう違う?
大河ドラマ「べらぼう」を観ていて、”べらんめえ口調”の「江戸弁」がかっこいい!と思う人もいるのでは?
ちくしょーめ、なんてぶっきらぼうな言葉ですが筆者も使いたくなっちゃいます。
さて、江戸っ子と言えば「粋でいなせ」。でも、「粋」と「いなせ」の違いをしっかり説明できる人は少ないのでは?
粋
辞書(大辞泉)では粋について
「気持や身なりのさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気をもっていること。」
とあります。
粋は、「無粋、純粋」などにも使われる漢字ですね。「粋」は江戸時代に広まった美意識の考え方で、言葉の対象は性別問わず使われます。「姉さん、粋だねぇ」「粋なオトコだねぇ」などよく聞きますね。
「粋な計らい」という言葉がありますが、これは相手が喜ぶであろうことをさりげなく行うことを意味しており、気が利いていて人情味溢れる行動を表しています。
これに対して反対語は野暮。「この野暮天!」と扇子でぺちっとはたく様がぱっと目に浮かびます。
ページ: 1 2