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「おさらばえ」二人をつなぐ夢の先には…【大河べらぼう】3月9日放送の解説&振り返り

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「仰せの通り、油町」とはどこ?

田沼意次に「あの、ありがた山か!」と覚えてもらっていたことで上機嫌、次から次へと地口が飛び出す蔦重。

「仰せの通り、油町(あぶらちょう)です!」

こう聞いて江戸の油町とはどこか調べたものの、出てこなかった方も少なくないかも知れません。

実はこれ「仰せの通油町(とおりあぶらちょう)」と続けて読むのが正解です。

江戸の通油町とは、現代でいう日本橋大伝馬町(にほんばしおおてんまちょう)の一部。

この辺りには版元が集中しており、後に蔦重こと耕書堂も、ここに本店を移すことになります。

ちなみに吉原の店も存続。二店舗を経営することで、蔦重の視野も大きく広がることでしょう。

「当たり前のコンコンチキよ!」

そんな蔦重の声が聞こえて来そうで、今後も活躍が楽しみですね!

次週は第11回放送「富本、仁義の馬面」

蔦重(横浜流星)は人気の富本豊志太夫/午之助(寛一郎)から俄祭りへの参加を拒まれる。そこで浄瑠璃の元締め・鳥山検校(市原隼人)を訪ね瀬川(小芝風花)と再会する…

※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。

顔で笑って心で泣いて……これで永の別れと思いきや、さっそく再会する蔦重と瀬川。何だか気まずいでしょうね。

果たして大売出しの『青楼美人合姿鏡』ですが、鶴屋喜右衛門(風間俊介)がほくそ笑んだ通り、確かに「こりゃ売れません」。

残念ながら、価格が高すぎるのです。問い合わせが殺到しても、ほとんどのお客は手が出ずに引き下がったことでしょう。

果たして蔦重は駿河屋市右衛門(高橋克実)から借り受けた50両を無事に返済できるのか、気になりますね。

※他の忘八連中も、きっと入銀でなく貸し付けたのでしょう。そうなると合計100両、いよいよ返せるのか、気になって夜しか眠れません。

今後も波乱が予想される「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、楽しみに見守りましょう!

 

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