
「おさらばえ」二人をつなぐ夢の先には…【大河べらぼう】3月9日放送の解説&振り返り:3ページ目
西村屋と暗躍する若木屋与八(本宮泰風)とは
吉原者を侮辱したため、出入り禁止を告げられてしまった西村屋与八(西村まさ彦)たち。しかし吉原遊廓も一枚岩ではなく、忘八連中への反感から彼らを庇う者もいたようです。
※ちなみに西村屋たちが吉原遊廓から出入り禁止を食らったという史料は見当たらず、大河ドラマの創作と考えられます。念のため。
そんな一人が若木屋与八。江戸町二丁目に見世を出している忘八の一人で、後に大文字屋市兵衛(伊藤淳史)と張り合うようです。
若木屋与八
西村屋与八(西村まさ彦)と組んで忘八たちと対立する女郎屋の主人。『俄(にわか)』祭りではその企画の覇権を巡り、大文字屋市兵衛(伊藤淳史)と戦いを繰り広げる。
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
俄と言えば、吉原三景容(三名物)の一つ。玉菊燈籠・春の夜桜に並ぶ見どころとなるでしょう。
若木屋与八は大見世の忘八連中に対抗意識を燃やしている野心家として描かれるようで、今後の活躍が楽しみですね。