【光る君へ】藤原彰子、危うし!?大胆にも御所へ乱入してきた”博打打ち”たちに驚きが止まらない!:2ページ目
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驚きの数々
かくして検非違使に身柄を引き渡された二人。その後どうなったのかについては、『小右記』作者である藤原実資の興味外だったようで、詳しい記録がありません。
それにしても、色々と驚きの連続でしたね。
【驚きポイント】
1、僧侶が博打をしていたこと。
2、僧侶が抜刀・殺人に及んだこと。
3、追われ追いかけ、御所の朔平門までやって来たこと。
4、そのまま御所へ乱入したこと。
5、滝口に至るまで、誰も止めなかった(止められなかった?)こと。
現代の感覚では、とんでもない不祥事以外の何物でもありません。
ただ、平安時代の古記録を見ていると、似たような事例はちょくちょくありました。
さすがに太皇太后の身に危険が迫りかねない事態は少ないものの、この日に御所を警固していた官人たちは、どんな処分が下されたのでしょうか。
NHK大河ドラマ「光る君へ」では登場しないでしょうが、こんな珍事件も御所の中で起きていたのでした。
※参考文献:
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