【光る君へ】平安貴族とは大違い!?平安時代の庶民たちはどんな生活を送っていたのか?:2ページ目
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真っ暗な平安の夜
夕食を終えると真っ暗になるので、基本的には寝るしかありません。
ここでも灯りをつけられるか否か≒ナイトライフが充実するか否かは、各家庭の経済状況によって左右されました。
もう外には出られないため、起きている者たちは内職や家事の残りでもしていたのでしょう。
蛍の光や窓の雪で勉学に励み、立身出世を志すもよし(高が知れてますが)、あるいは友達と酒を呑みながら夜更かしするのもいいですね。
ただしお世辞にも治安はよくないため、あまり遅くまで騒いでいると、標的にされるかも知れないので注意しましょう。
平安庶民のタイムスケジュール例
- 3:00 起床
- 4:00 朝食、出勤
- 5:00 日の出、貴族たちが起床
- 12:00 退勤、帰宅
- 13:00 家事や副業
- 16:00 仕事終わり、夕食
- 18:00 内職など
- 20:00 就寝
あくまで一例です。季節によって日の出や日没≒活動時間帯が異なります。
また冠婚葬祭などのイベントがあれば、特別なスケジュールが組まれたのでしょう。
終わりに
今回は平安庶民の日常生活について、その一例を紹介しました。
必ずしもこの通りではなかったでしょうし、というかこんな平和に一日を終えられたことがどれほどあったのか、そんなになかったのではないかと思います。
やんごとなき貴族たちの美しい生活もいいけれど、地べたを這いずり回って生きていく庶民たちの暮らしにも、なかなか心惹かれるものです。
今後彼らの生活がより詳しく、いきいきと描かれていくことを期待しています。
※参考文献:
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