まさに日本の至宝!現存最古で最高峰の国宝「源氏物語絵巻」5巻が徳川美術館で特別公開へ

Japaaan編集部

「徳川美術館」の至宝であり、日本の代表的な美術品である国宝『源氏物語絵巻』は、例年11月に特別公開として、15巻の中から2巻が公開されていますが、2024年は9月から11月までの期間中、場面を入れ替えながら5巻が公開されます。

国宝「源氏物語絵巻」東屋(一) 徳川美術館蔵

2024年の国宝『源氏物語絵巻』の公開は、秋季特別展 「みやびの世界『魅惑の源氏物語』」と、「特別公開 国宝『源氏物語絵巻』」で行われます。

紫式部直筆の『源氏物語』は現在は存在が確認されていませんが、『源氏物語』は多くの人によって写本が残され、さらには『源氏物語』を題材とした「源氏絵」、それに詞書を付けた「源氏物語絵巻」も多数制作されました。

国宝「源氏物語絵巻」柏木(二) 徳川美術館蔵

徳川美術館の所蔵する国宝「源氏物語絵巻」は現存最古、かつその最高峰に位置づけられるもので、12世紀前半、平安時代後期の宮廷を中心として制作されたと考えられています。

国宝「源氏物語絵巻」竹河(二) 徳川美術館蔵

紫式部が『源氏物語』を著してから百数十年後の制作となsるものの、原作に近い時代の雰囲気をよく伝える作品となっています。また爛熟した王朝文化の伝統を踏まえて、研ぎ澄まされた感性による絵画表現、美麗に装飾された料紙にしたためられた詞書の優美な書など、多くの「源氏絵」の中でもひときわ高い格調と説得力をもって、見る者を魅了します。

国宝『源氏物語絵巻』5巻の公開スケジュールはこちら

国宝『源氏物語絵巻』5巻の公開スケジュール

なお、秋季特別展みやびの世界「魅惑の源氏物語」では、国宝「源氏物語絵巻」をはじめとする『源氏物語』ゆかりの品々を通じて紫式部の人となりを探るとともに、日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史を紹介し、『源氏物語』の魅力の一端を紐解きます。
9月22日(日)~11月4日(月・振休)の期間で開催されます。

 
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