ついに源氏物語が大ヒット!上巳祓って何?御嶽詣でって何?「光る君へ」9月8日放送、重要トピックの解説を公開:3ページ目
雨に降られた男たち
久しぶりに集結したF4(藤原道長・藤原公任・藤原斉信・藤原行成)。道長を源俊賢(本田大輔)と入れ替えると一条朝の四納言ですね。
雨に降られて宴会は一時中断、ずぶ濡れになった男たちが談笑する……前にも打毬の回でそんな場面がありました。
まひろがいるので、流石に服は脱げませんでしたが……ところでまひろは、親しくもない男性の前で平然と顔を晒して平気なのでしょうか。
それはそうと、屈託なく笑い合う父の姿を御簾越しに見た彰子は、少しだけ殿御(男性)に打ち解けてみる勇気が出たのかも知れません。
次週の「お慕いしております」というのは、恐らく一条天皇に対して……ですよね?
御嶽詣でって何?
愛娘・彰子の懐妊を祈願するため、道長は御嶽詣で(みたけもうで)を決心します。
百日にわたって精進潔斎(しょうじんけっさい。心身を清める)し、金峯山寺(きんぷせん。奈良県吉野郡吉野町吉野山)へお参りすることを御嶽詣で(みたけもうで)と言いました。
視聴者の中には、まひろの亡き夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)も御嶽詣でに行っていたのをご記憶の方がいるかも知れません。
その時は派手な装束を清少納言(ファーストサマーウイカ)に批判?されていましたが、後に宣孝が筑前守に任じられていることから、特に問題なかったようです。
話を戻して、金峯山寺の本尊は蔵王権現(ざおうごんげん)。
またの名を金剛蔵王権現とも呼ばれ、永久不滅の真理を体現し、あらゆる存在を司る仏と言われています。
釈迦如来・千手観音・弥勒菩薩が一体化した存在と言われ、インド由来でない日本独自の仏なのだとか。
宣孝の例もある通り、霊験あらたかな仏様として、人々から崇敬されていました。