皇女・小松女院との不倫により左遷……清少納言の兄弟とされる清原正高の生涯【光る君へ】:2ページ目
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清原正高・基本データ
生没:生年不詳~万寿4年(1027年)2月15日没
両親:清原元輔?(諸説あり)/母親不詳
兄弟:清原為成、戒秀(僧侶)、清原致信、本人、清少納言、女子(藤原理能室)
位階:不詳
官職:少納言、豊後介
妻妾:矢野久兼女(正室)
恋人:小松女院(章明親王女)
子女:清原正通(嫡男)、清原通成?清原通次?
特技:横笛、和歌
終わりに
夜もすがら まさごの数を 声にして
寄辺の池の 蛙鳴くなり※正高寺境内にある清原正高の歌碑。
【意訳】蛙たちが一晩中、池の周りの砂粒の数だけ≒無数に声を上げて、寄る辺ないやるせなさを嘆いている。
この歌は自分を想って身を投げた小松女院に手向けたものでしょうか。
今回は清少納言の兄弟と伝わる清原正高について紹介してきました。
中央の動きとはほとんどからみがないため、大河ドラマには登場しないでしょうが、こんな人がいたんだなくらいに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
※参考文献:
- 太田亮『姓氏家系大辞典』角川書店、1981年9月
- 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年4月
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