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大河ドラマ「光る君へ」の物語にどう絡むのか?興福寺の僧侶・定澄(赤星昇一郎)と慶理(渡部龍平)とは何者?

大河ドラマ「光る君へ」の物語にどう絡むのか?興福寺の僧侶・定澄(赤星昇一郎)と慶理(渡部龍平)とは何者?:3ページ目

その後

何かにつけて周辺勢力との抗争が絶えなかった興福寺ですが、それでも定澄は藤原氏の信仰を得てその仏事に供奉します。

長和4年(1015年)に疫病平癒の臨時仁王会が執り行われた際には総講師を務め、同年10月には道長の50歳を祝う五十の賀において導師を務めました。

しかし急病を発したために辞去し、同年11月に遷化(せんげ。高僧が亡くなること)します。

終わりに

今回は興福寺別当の定澄と、同寺の僧侶である慶理について紹介してきました。なかなか癖の強い坊さんだったようですね。

果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」ではどのような関わりが描かれるのか、また興福寺と抗争を繰り広げた「殺人上手」源頼親も登場に期待しています。

※参考文献:

  • 東京大学史料編纂所 編『大日本史料 第二編』 9巻、東京大学出版会、1970年11月
 

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