清少納言と離婚した体育会系な先夫・橘則光の詠んだ和歌がなかなかメルヘン!【光る君へ】:3ページ目
橘則光の家族
橘則光の妻は清少納言だけでなく、他にも妻子がいました。
先妻:清少納言(清原元輔女)
→橘則長(のりなが)
後妻:橘行平女(ゆきひらの娘。光朝法師母)
→橘季通(すえみち)
→光朝(こうちょう。僧侶)
生母不明の子女
→橘好任(よしとう)
→女子(藤原範基室)
【橘則光と清少納言の子孫】
……則光-則長-則季-清信-清則-清成……
※『尊卑分脈』第十七巻より
終わりに
今回は橘則光の和歌について紹介してきました。
脳筋まっしぐらなのかと思いきや、意外にメルヘンな一面を垣間見た思いですね。
ちなみに清少納言とは離婚したものの、二人の関係は良好だったと言います。
男女の仲はよく分かりませんが、そもそも二人が何で結婚したのか、そのあたりも興味深いですね。
※参考文献:
- 岸上慎二『人物叢書 清少納言』吉川弘文館、1987年1月
- 藤原公定 撰『新編纂図本朝尊卑分脈系譜雑類要集第15-18巻』吉川弘文館、国立国会図書館デジタルコレクション