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今年で100周年!「甲子園球場」の名前の由来、誕生のきっかけ…甲子園の知られざる歴史に迫る

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「甲子園」という名前の由来

工事を経て、甲子園球場が誕生したのが1924年(大正13年)の8月1日でした。この年は、十干、十二支それぞれの最初にあたる「甲(きのえ)」と「子(ね)」が60年ぶりに出会う縁起の良い年。「甲(きのえ)」と「子(ね)」を組み合わせて、地域一帯を「甲子園」、球場を「甲子園大運動場(当時の名称)」と名づけたのです。

ちなみに、甲子園球場のモデルはニューヨーク・ジャイアンツの当時の本拠地だったポロ・グラウンズだと言われています。

開場の翌年からは春の大会も

球場の完成に伴い、その夏に行われた第10回大会。ちなみに、甲子園球場といえば美しいツタが特徴的ですが、このツタも1924年の12月に植栽されました。そして、翌年の春には、第2回全国選抜中等学校野球大会も開催されました。以降、「野球の聖地」と呼ばれるようになりました。

戦争を経験し、今でも愛され続ける甲子園球場

1935年には、創設されたプロ野球・阪神の本拠地となります。太平洋戦争中には、軍事施設として利用されることもありました。また、戦後もアメリカ軍に接収されるなどの困難がありました。1947年にスタンドの一部とグラウンドの接収が解除され、春と夏の中等学校野球、プロ野球が再開。球場全ての接収解除は1954年になってからのことでした。紆余曲折を経ながら、甲子園球場は今でも多くの人に愛されています。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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