手洗いをしっかりしよう!Japaaan

富士山に憧れすぎて…江戸時代、幕府の反対を押し切り富士登山を強行した大名・松平宗秀という男

富士山に憧れすぎて…江戸時代、幕府の反対を押し切り富士登山を強行した大名・松平宗秀という男:2ページ目

幕府からの反対を押し切って富士山に登る

幕臣として活動した人生は上り下りの激しいものでしたが、松平宗秀に関する興味深いエピソードがあります。それは、富士登山。

江戸時代には富士登山が流行しましたが、彼のような身分が高い人にはふさわしくないと考えられていました。

しかし、富士山への憧れがあった彼。

幕府に許可を願い出てから2年後、許されたのは「中腹」までの登山でした。しかし、それに従わずに、明け方から出発して山を登り始め、昼過ぎには頂上に到着したという記録が残っています。

彼は、江戸と宮津を参勤交代で往復しているうちに富士山に登ろうと思った、ということは分かっていますが、具体的な理由はわかっていません。彼は、近世の大名で富士登山をした唯一の人物として名前が残っています。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

RELATED 関連する記事