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藤原道隆の死により中関白家の没落が始まる…大河ドラマ「光る君へ」4月28日放送の解説・振り返り

藤原道隆の死により中関白家の没落が始まる…大河ドラマ「光る君へ」4月28日放送の解説・振り返り:3ページ目

伊周の妾・光子とは?

隆家「あっ、西洞院。前太政大臣、三の君だ」
伊周(無言でうなづく)
隆家「光子様。ハッ……それはまた……」

※NHK大河ドラマ「光る君へ」第17回放送「うつろい」より

父・道隆の醜態を見るに見かねた藤原伊周(三浦翔平)。かと言って家に帰れば子供の夜泣きがうるさいとのこと。

面倒な育児は全部女性に丸投げ。いい感じに視聴者のヘイトを溜めていますね。

そこで逃げ込もうというのが、京極の女でも堀川の女でもなく、三の君でした。

西洞院(にしのとういん)に住む光子(みつこ)とは、前太政大臣・藤原為光女(ためみつのむすめ)です。

※光子は創作の役名。為「光」の娘(子)だから光子なのでしょう。

藤原為光は道長の叔父に当たるため、この光子は道長の従妹。藤原斉信(金田哲)の姉妹でもあります。

史料上の名前は寝殿上(しんでんのうえ)。三の君とも呼ばれました。

彼女の妹である四の君(しのきみ)は花山院(本郷奏多)の愛人で、そのことから後に大騒動(長徳の変)が勃発します。

今回は名前だけの登場でしたが、これから登場するかも知れませんね。

三の君について、その存在を頭の片隅に収めておいて損はないでしょう。

4ページ目 正暦から長徳に改元

 

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