新千円札の図柄に採用された「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」にフォーカスした特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト」が開催
東京・墨田区の「すみだ北斎美術館」で、特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト ―神奈川沖浪裏の誕生と軌跡―」が開催されます。
江戸時代に活躍した浮世絵師・葛飾北斎といえば、代表作のひとつ「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が、日本のみならず世界的に知られていますが、同作品は2024年7月3日から発行される新千円札の裏面のデザインにも採用されています。
本展では、新紙幣採用を記念して、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がどのような背景で誕生したか、またその図柄がさまざまに利用された軌跡をたどり、海外で「グレートウェーブ」の通称で親しまれる影響、広がりを紹介。
関連記事:
最初から天才なんていない!葛飾北斎の「波」が完成されていく経過を追ってみました
海外では「グレートウェーブ」と呼ばれる葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。北斎の画業を代表するこの作品、なんと北斎72歳の頃に描かれたもの。決して一朝一夕でできた作品ではありませんでした。今回は…
特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト ―神奈川沖浪裏の誕生と軌跡―」は2024年6月18日(火)~8月25日(日)の期間、「すみだ北斎美術館」で開催されます。※前後期で一部展示替えがあります。