これが江戸時代の「推し活」だ!愛する推しに金・時間・情熱を注ぐのはいつの時代も同じ:2ページ目
推しグッズは色鮮やかな「役者絵」
現代のように写真のポスターやDVDなどのグッズがない江戸時代でも、推しグッズはもちろんありました。
一番ポピュラーな推しグッズは、人気絵師が役者を描いた「役者絵」。役者の似顔絵や舞台で演じている姿などだけではなく、役者の日常を描いたものもあったそうです。
また似顔絵が入った団扇や扇子などの小物もあったとか。役者絵やグッズ類をあれこれ買って、大切に保管してときどき愛でては推しへの想いを育てていたのでしょう。
今のようにリアルな姿がわかる写真や動画などがない分、役者絵を見つめながらあれこれと想像を膨らませながら、胸をときめかせていたのかもしれません。そんな想いは現代とはちっとも変わらないようです。