江戸時代は不倫をしたら死罪!さらに不倫した妻とその相手を殺害することが許されていた:2ページ目
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不倫をした二人には「斬首」という極刑が待っていた
夫が、不倫をした妻とその相手を殺害するだけではなく、奉行所に不倫の事実を届け出ることでも、不倫をした二人には「斬首」という極刑が待っていました。しかし、不倫といえども愛し合う二人が、斬首をおいそれと受け入れるはずもなく、「心中」という選択をすることも少なくなかったそうです。
理不尽なのが、殺害が許されたのは妻が不倫をしたときだけ。夫が不倫をしたとしても、この制度を行使することはできませんでした。
しかし、実際に死罪になることは少なかったようで、多くの場合は話し合いで解決をしたり、示談金で解決することが多かったようです。
江戸時代は「家柄」を重要にしていましたので、妻に密通されたということが広まれば面目もありません。そういった意識もあり、訴えることなく内々で解決したケースが多かったのでしょう。
不倫が犯罪ではなくなるのは昭和時代から
明治時代に入ると女敵討や死罪と言った重い刑は廃止されました。ただ、明治時代でも不倫は刑罰の対象となっていました。
海外に目を向けてみると、不倫や浮気は犯罪とみなされ、重い刑罰が課せられる国もありますが、日本では、不倫が犯罪行為ではなくなるのは昭和時代になってからのことでした。
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