登場人物を深掘り!大河ドラマ「光る君へ」1月21日放送の疑問点や重要トピックを振り返り:4ページ目
藤原穆子(石野真子)ってどんな人物?
倫子の母 藤原 穆子(ふじわらのむつこ)
石野 真子(いしの・まこ)
源雅信の妻で倫子の母。まひろ(紫式部)には遠縁にあたる。倫子をのびのびと育て、穏やかな家庭を築いている。※NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより
まひろを倫子サロンに招き入れた藤原穆子。遠い親戚ということですが、どのくらい遠いかと言いますと……。
「まひろ(紫式部)の祖父・藤原雅正の妻の兄弟の娘」つまり「義理のおば(いとこおば)」となります。
ここまで来ると完全に赤の他人なんじゃ……いやいや、利用できる関係性は何でも利用しなくてはなりませんね。
やんちゃ?なまひろを温かく見守るおば様、見ていると気持ちが和みますね。これからも活躍して欲しいです。
藤原斉信(金田哲)ってどんな人物?
一条朝 四納言 藤原 斉信(ふじわらのただのぶ)
金田 哲(かなだ・さとし)
道長、公任とともに青春時代を過ごす。道長の長兄・道隆のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていく。ききょう(清少納言)とも交流がある。※NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより
道長のいとこ。紹介どおり道長の下で活躍し、一条天皇が即位すると「(一条朝の)四納言」の一人に数えられます。何だか四天王みたいですね。
ちなみに「一条朝(いちじょうちょう)」とは、一条天皇の御代(治世)を指します。
一条とは崩御後の諡(おくりな。死後に贈られる名前)ですから、当今(とうぎん)に対して使うことはありません。つまりこの「一条朝の四納言」という表現は後世のものです。
清少納言の随筆『枕草子』にもしばしば登場、華やかな振る舞いが言及されており、これからの活躍が期待されます。