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ラクダを見れば夫婦円満!?江戸時代、日本に初めてラクダが上陸した日

ラクダを見れば夫婦円満!?江戸時代、日本に初めてラクダが上陸した日:2ページ目

1824年、京都で興行後、中山道を江戸へ向かう途中、香具師が病気になり伏見宿の旅籠三吉屋で3日間滞在しました。そのうわさを聞き、ひと目見ようと2000人もの人が近隣から押し寄せて大騒動となったそうです。

見世物のらくだを興行前に人目にさらさないように、移動はいつも夜に行われました。

京都で興行後、中山道を江戸へ向かう途中、香具師が病気になり伏見宿の旅籠三吉屋で3日間滞在しました。

江戸での興行の後、北陸から岐阜を経て名古屋へ入り、1826年11月1日から大須の東門前で見世物になったようです。

その後ラクダ興行は10年余りに亘り、メスが尾張で、その3年後にオスが大阪で亡くなったそうです。

南の国から、はるばるやってきたラクダの夫婦、異国の地で大いに人気を博したのでした。

参考:川添裕『江戸にラクダがやって来た』(2022 岩波書店)

 

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