誰もが知る名作文学を和菓子にするというユニークな商品「文菓子」が登場。第一弾は『文菓子 走れメロス』。
文菓子は、より多くの人に和菓子のおいしさや表現力の豊かさを楽しんでもらうためにつくられた商品で、1803年創業の京菓子司「亀屋良長」と、「Wunderman Thompson Tokyo」が共同開発をしています。
シリーズ第1弾は、太宰治の代表作『走れメロス』。メロスのあの激しい怒りや、親友が待つ広場に夕陽が落ちてゆくクライマックスのあの情景を表現。
ハードカバーの本を模したパッケージに入っているのは、『走れメロス』が書かれた冊子と4つの和菓子。冊子を読み進めると登場する色付きの一文にあわせて、ひとつずつ和菓子を楽しむ仕掛けに。
右)「メロスは激怒した。」【菓銘:激怒】
メロスの怒りの気持ちを唐辛子や柚子胡椒など、スパイスを効かせた「吹き寄せ」に込めました。
左)「結婚式は、あすだと。」【菓銘:祝宴】
人々が陽気に歌う牧歌的な結婚式の風景を錦玉羹にうつしました。歓喜に酔う花嫁の気持ちはライチリキュールで香り付けすることで表現しました。
右)「水の流れる音が聞えた。」【菓銘:水音(みずおと)】
疲れ果て自暴自棄になったメロスが再び希望をもち、走り出す糧となった「水」を琥珀糖であらわしました。ライム果汁を加え、水の清涼感を演出しております。
左)「まだ陽は沈まぬ。」【菓銘:夕陽と共に来たる】
日没直前、メロスは到着し、二人の友情に改心した王。美しい夕景を描いた「マイタイ」羊羹は、ラム酒入り黒蜜をかけると夜へと移ろいます。
「文菓子 走れメロス」は2023年10月27日(金)から 亀屋良長本店、公式オンラインショップで発売されます。公式オンラインショップでは予約受付中。価格は 各3,499円(税込)です。