かき氷はいつから食べられていた?意外と長いその歴史とポテンシャルの高さ【後編】:2ページ目
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世界へとはばたく「かき氷」
現在、かき氷は世界各国で愛されています。台湾では「刨冰(バオピン)」と呼ばれており、「刨」が削るという意味で、「氷」が氷という意味です。
これが台湾で広まったのは日本統治時代のことで、その後タロイモ団子や豆類など、独自の食材やトッピングが加わって発展していきました。
また韓国では果物やアイスクリームを乗せた「パッピンス」、ハワイではコンデンスミルクやアイスクリームを加えた「シェイブアイス(shave ice)」などが有名です。
シェイブアイスはアメリカ南部などの暑い地域でも人気で、これは1900年代初頭にハワイに移住した日本人が、かき氷を売り始めたのがきっかけで広まったとされています。
こうして見ていくと、実にシンプルなお菓子であるかき氷にも長い歴史があり、そして世界中にも通用するほどポテンシャルが高かったことが分かりますね。
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