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かき氷はいつから食べられていた?意外と長いその歴史とポテンシャルの高さ【前編】

かき氷はいつから食べられていた?意外と長いその歴史とポテンシャルの高さ【前編】

少しずつ広まっていく「かき氷」

そこからさらに発展して、日本で初めて製氷会社が設立されたのは1883年(明治16年)のことです。

当初は、東京製氷会社という会社がアメリカから輸入したエーテル式の製氷機を使っていましたが、その後渋沢栄一や西川虎之助らが青山製氷所を設立し、アンモニア式の製氷機を導入。天然氷や輸入氷と競合したものの、次第に市場を拡大していきます。

こうして製氷機の使用が一般的になるにつれ、日本の食文化は大きく変化していきます。最も大きな影響を受けたのがかき氷やシャーベットなどのデザートでした。

こうした製氷技術は、食品や医薬品などの保存・運送にも重要な役割を果たします。さらに、水産業や酪農業などの発展にも欠かせないものとなりました。

しかし、かき氷が現代のように一般的なものになるには、まだ必要なものがあります。それはかき氷機(氷削機)です。

【後編】では、かき氷機の誕生から、世界へかき氷が発展していった経緯を見ていきましょう。

【後編】の記事はこちらから

参考資料
四季の美
毛呂山町HP

 

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