今につながる被災者支援も。江戸時代の水害「寛保二年江戸洪水」被害の実態とは?:2ページ目
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被災者救済で行われたもの
多くの被害を出した「寛保二年江戸洪水」。幕府は迅速に救済策を打ち出しました。たとえば、救済船を下町に派遣し、おぼれている人や屋根・木の上で震える人を救いました。
また、避難所の設置も行われました。さらに、炊き出しも行われ、被災者に粥や飯が配布されました。
幕府の炊き出しは、延べ18万6000人分に達したと言われています。また、町方施行と呼ばれる町人のボランティア活動も実施されました。
避難所設置、炊き出し、ボランティアなどは、今の日本にもつながる人々の助け合いではないでしょうか。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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