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仕掛人は超有名なあのお菓子屋さん!「エクレア」は日本でいかにして普及したか

仕掛人は超有名なあのお菓子屋さん!「エクレア」は日本でいかにして普及したか

普及と発展

不二家が販売を始めたシュークリームやエクレアは、当時は高級洋菓子という扱いで、一般家庭には普及しませんでした。

しかし、都会の洋食店や喫茶店では人気があり、特に若い女性たちに愛されていたと言われています。西条八十が作詞した1927(昭和2)年の童謡『お菓子と娘』の中でもエクレアはエクレールとして取り上げられるなどしています。

エクレアはその後、日本で独自の発展を遂げました。例えば本場フランスではカスタードクリームを使うのが基本ですが、日本ではホイップクリームを使うこともあります。また、抹茶やあんこ、チーズなどを材料に使うことも珍しくありません。

また、先述の通りエクレアは、フランスでは上にチョコレートやコーヒーなどのフォンダンをかけるものですが、日本では苺や抹茶、ナッツやドライフルーツなどをトッピングするバージョンもあります。

こうした歴史を踏まえて食べると、手軽に手に入るエクレアも、より深く味わえそうですね。

参考資料
スッキリ
オリーブオイルをひとまわし
株式会社不二家
The Okura Tokyo

 

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