ヨメトリ、ヨメイリ…男性の立場が強くなった室町時代の結婚事情。婚礼における作法も整えられた時代:2ページ目
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婚礼における礼法も整えられる
室町時代は将軍の権力が弱まった時代でもあります。武士が下剋上をしたり、財力を付けて豪華な暮らしをしたり……。
また、農業の凶作が続いたときもありました。幕府は礼道を重視し、多様な礼道の流派が生まれました。礼道は婚姻にも影響を与え、三三九度の手順の形式も整えられました。そのほか、色直し、引出物、里帰りなど、現代でもなじみのある婚姻の習慣が始まりました。
ちなみに、結婚当日、武家では花嫁が花婿の家へ向かうときには、輿が使われていたと言われています。
ちなみに、当時は住居形態にも変化が生まれた時代でもありました。床の間が誕生し、婚礼の儀式もこの床の間で行われるようになりました。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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