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聖火リレーのような儀式も!?平安時代の結婚は何かと大変だった

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平安時代の結婚までの流れ

まずは、男性が女性に対して懸想文と呼ばれる恋の手紙を送ります。とはいえ、当時は女性は顔を見せなかったため、世間の噂や垣間見(いわゆる覗き見)をして好意を寄せます。

女性側からお断りの返事が来てもあきらめずに再度送ります。何度か文のやりとりをしたあと、女性から承諾の手紙をもらったら、吉日を選び、夜に女性のもとを訪れます。

今から考えると驚きですが、この時点で初めてお互いの顔を知ることになります。

三日間続けて女性のもとに通い、三日目に「露顕(ところあらわし)の儀(現在の披露宴にあたる)」や「三日夜の餅(みかよのもち)の儀(新婦の家族が用意したお餅を食べる)」などを行って初めて婚姻が成立します。

ちなみに、この三日間は婚姻の成立においてとても重要であったため、女性の家族は男性の靴を抱いて寝る(=男性が他に行かないように願いを込めて)という風習がありました。

また、三日間の初日には、男性側が持ってきた灯を女性の家の火と合わせる「火合わせ」という儀式がありました。両家の結びつきを示すものであり、三日間灯続けられました。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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