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”見せしめ要素” が強かった江戸時代の残忍すぎる刑罰の数々。刑場はあえて人々の往来が多い場所に

”見せしめ要素” が強かった江戸時代の残忍すぎる刑罰の数々。刑場はあえて人々の往来が多い場所に

小塚原刑場と鈴ヶ森刑場は、それぞれ千住と品川に位置しており、江戸の街からやや遠くに設置されました。

間口60間(108メートル)、奥行30間余(54メートル)程あった小塚原刑場は、特に斬首刑が多く行われた場所で、獄門の刑が執行された後、首は三日間刑場で晒しものとされました。

一方、間口40間(74メートル)、奥行9間(16.2メートル)あった鈴ヶ森刑場では、磔獄門や火炙り、串刺しなど、より残酷な処刑が行われたと伝えられています。

これらの刑場は、五街道に面しており、多くの人々が往来していました。これから江戸を訪れるものに対して、江戸で悪事を働けばこのような目にあうという、一種の見せしめ的な、役割を果たしたのでしょう。

参考

【アクセス】

・小塚原の首切地蔵 東京都荒川区南千住2丁目34
南千住駅(JR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス)から徒歩5分

・鈴ヶ森刑場跡 東京都品川区南大井2丁目7−3
大森海岸駅(京急本線)から徒歩9分

 

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