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女遊びや博打で破産した家臣たちを、戦国大名・藤堂高虎はどう処罰した?

女遊びや博打で破産した家臣たちを、戦国大名・藤堂高虎はどう処罰した?

「破産したのは同じなのに、なぜ博打の方が軽い処罰なのでしょうか?」

これに対して、高虎の答えて曰く

「女にうつつを抜かす腑抜けなど役には立たぬが、博打に挑む者は相手に勝とうとする気概がある」

とのこと。この判断に家臣たちはさすが我らが大将よと褒めたたえたそうです。

終わりに

以上、『名将言行録』『武家盛衰記』などが伝える藤堂高虎のエピソードを紹介しました。

武士は何より闘志が大事。戦いを生業とする以上、勝たねば生きて行けません。たとえ全財産を失おうと、再び這い上がる気概さえあれば何とでもできる。そんな時代の空気を感じます。

博打も破産もしたくありませんが、彼らの闘志?は見習いたいところですね。

※参考文献:

  • 岡田繁実『名将言行録 現代語訳』講談社、2013年6月
  • 南條範夫『武家盛衰記』文春文庫、1989年10月
 

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